名前の由来
北海道の玄関口として有名な新千歳空港のある千歳市は、その昔【シコツ】と呼ばれていました。
シコツとはアイヌ語で大きな窪地や谷を意味し、谷間を流れる千歳川や支笏湖、オコタンペ湖の地形からそう呼ばれていたのでしょう。
ただシコツは死骨と音が同じで縁起が悪いということで、文化2(1805)年、この地に多くの鶴がいたことにちなみ、「鶴は千年、亀は万年」の言い伝えから「千とせ」に改称されました。これが千歳市という名前の由来といわれています。
北海道指定史跡
史跡とは歴史上の事件・出来事に関わりを持った場所や建物、跡のことです。
その中で特に重要性を持ったもので保護が必要なものには国、都道府県、市町村が指定します。
■ウサクマイ遺跡群/昭和54年5月23日指定
ウサクマイ遺跡群は全国の「名水百選」の一つ、内別川の流域にひっそりとあります。
約7000年前の縄文時代から続縄文、擦文、アイヌ文化、近代にいたるまでの多くの遺跡が残されたこの遺跡ですが、現在は雑草が生い茂り、竪穴住居のくぼみや生活の跡は見落としてしまいそうなほどです。
史跡は広大で、内別川流域の20ヶ所の遺跡を囲む地域と千歳川右岸のウサクマイC遺跡の合計146haもが保護されています。
なお、遺跡付近にはサケ・マスふ化場があります。川の幸が豊かであったからこそ、古くからこの地は栄えていたのでしょう。
■キウス周堤墓群/昭和54年10月23日指定
この遺跡群は約3000年前の縄文時代後期の墓です。
千歳市中心部から北東9km、千歳市から由仁町に通じる道の両端にあります。
指定面積はおよそ4ヘクタール。縄文時代の墓としては日本一です。
形状は円形で、巨大な竪穴の周囲に堤のように土を積み上げています。
墓は全部で七つ、うち五つは固まっており、他二つはこれらから約20m離れています。
最大のものは直径が75mもあります。
昔はアイヌのチャシ(砦に使われたのではないかと考えられている建造物)とされており、キウスチャシと呼ばれていましたが、石柱や墓穴が見つかったため、墓地であることが分かりました。
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